塩澤寺
真言宗智山派福田山
塩澤寺 えんたくじ
「厄地蔵さん」と呼ばれて親しまれている地蔵菩薩を祀る寺です。毎年2月13、14日には数万人の参拝者で賑わう大祭が行われています。その縁起は808年弘法大師が諸国行脚の折り、当地にて厄除地蔵菩薩の霊験を悟り、自ら六寸余り(約20センチ)の座像を彫刻し開眼したのが始まりとされています。955年空也上人(踊り念仏高僧)は同菩薩の霊験に驚嘆し六尺余(約2メートル)の石造地蔵菩薩像を建立し福田山塩澤寺としました。1266年蘭渓道隆禅師が再興、江戸期良純親王が祭りを隆盛にしました。境内には、疫病退散平癒の祇園天神を祀った小社もあります。